言葉が通じない土地で症状が出たら——海外旅行は、国内以上に不安が大きいかもしれません。ですが、渡航前にいくつかの準備をしておけば、食物アレルギーがあっても海外旅行を楽しむことは十分できます。ここでは、まず押さえておきたいポイントを絞ってご紹介します。
渡航前に準備しておきたいもの
- かかりつけ医に英語の診断書を依頼する(アレルゲン名・症状・緊急時対応・処方薬を記載してもらう)
- 英語+現地語で書かれたアレルギーカードを用意する(消費者庁や自治体が配布している食物アレルギーコミュニケーションシートも活用できる)
- エピペン・抗アレルギー薬を必要数準備し、必ず機内持ち込みにする
- 渡航先の医療事情・現地の病院の場所を事前に調べておく
海外では、国によって食品表示のルールやアレルゲンの対象品目が異なります。日本の「特定原材料」の考え方がそのまま通用するとは限らない点にも留意しておきましょう。
機内食の対応
JAL・ANAなど主要航空会社では、国際線において、卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに・くるみの8品目に対応した機内食に加え、それ以外の原材料も含めて対応する28品目対応食を用意しています。
- 予約時、またはできるだけ早いタイミングでアレルギー対応食をリクエストする(出発の24〜49時間前までなど、申込期限は航空会社ごとに異なる)
- 搭乗前に客室乗務員へアレルギーとエピペン携行を伝えておく
- 対応食であっても、製造工程での微量混入までは完全には防げない点を理解しておく
- 心配な場合は、食べ慣れた安全な食品を機内に持ち込む(各国・航空会社の持ち込みルールを確認)
現地での過ごし方
- レストランではアレルギーカードを提示し、口頭でも念を押して伝える
- 屋台や、原材料がわからないものは避ける
- スーパーで食品を買う場合も、表示ルールが日本と異なる点に注意する
- 万が一に備え、海外旅行保険(治療費・救援費用の補償があるもの)に加入しておく
まとめ
- 英語の診断書とアレルギーカードは必須の備え
- エピペン・常備薬は必ず機内持ち込み、機内食は早めに予約
- 現地では表示ルールの違いに注意し、海外旅行保険で万が一に備える
海外では医療体制や食品表示が日本と異なります。渡航前に必ず主治医に相談してください(詳しくは免責事項をご確認ください)。国内での外食・外泊の基本は「食物アレルギーと外食」「食物アレルギーと外泊」もあわせてご覧ください。
この記事は、食物アレルギーのあるお子さんを育てる運営者「まっさん」が、自身の経験と厚生労働省・専門機関等の公開情報をもとにまとめています。
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