外食のたびに「このお店、アレルギー対応してくれるのかな」と不安になる方も多いと思います。実は、公式サイトでアレルギー情報を公開しているチェーン店は意外とあります。ここでは、実際に情報を確認できるチェーンをいくつか紹介しながら、外食時の情報の探し方・確認の仕方も一緒に整理していきます。
公式サイトでアレルギー情報を確認できるチェーンの例
モスバーガー
モスバーガーは、公式サイトでアレルギー情報のPDFを公開しており、商品ごとの原材料をもとにしたアレルギー情報を確認できます。8大アレルゲン不使用の米粉ポークサンドなど、低アレルゲンメニューも用意されています。
- 確認できる情報:商品ごとのアレルゲン一覧(PDF)
- ポイント:ドレッシングやソースなどの別添品は一覧に別枠で記載されている
すかいらーくグループ
すかいらーくグループは「アレルギー情報サイト」という専用サイトを設けていて、そこから調べたいブランドを選んで確認する仕組みになっています。特定原材料9品目(そば・落花生・小麦・卵・乳・えび・かに・くるみ・カシューナッツ)を基本に、メニューごとに調査した情報が公開されています。一部ブランドでは、特定原材料に準ずる19品目(アーモンド・大豆・ごま・鶏肉・豚肉など)まで公開範囲を広げています。
対象になっているブランドは、ガスト、ジョナサン、バーミヤン、グラッチェガーデンズ、ステーキガスト、夢庵、藍屋、三〇三です。それぞれ、こんな業態のお店になります。
- ガスト:Caféレストラン
- ジョナサン:ファミリーレストラン
- バーミヤン:中華レストラン
- グラッチェガーデンズ:イタリアンレストラン
- ステーキガスト:ステーキ&サラダバー
- 夢庵:和食レストラン
- 藍屋:和食レストラン
- 三〇三:いろどり和菜・ブッフェレストラン
これらのブランドでは、8大アレルゲン食材を原材料として使用していない、お子さま向けの低アレルゲンメニューも用意されています。一方で、ドリンクバーやアルコール類はアレルギー情報の対象外となっていること、麺類(そば含む)は同じ調理器具・釜で調理されていること、各種ハンバーグは同一設備で製造されていることなど、共有設備に関する注意点も明記されています。
- 確認できる情報:ブランドごとのアレルゲン一覧(専用サイトから選択)
- ポイント:特定食材の取り除きや別添えといった個別対応は行っていないため、あらかじめアレルギー情報を確認したうえでメニューを選ぶ必要があります。
子ども向け「低アレルゲンメニュー」があるチェーン一覧
公式サイトやメニューで「低アレルゲン」と明記されたお子様向けメニューがあるチェーンをまとめました。
| チェーン | メニュー例 | 対象・特徴 |
|---|---|---|
| ガスト | 低アレルゲン ハンバーグカレープレート、プリン | 9大アレルゲンを原材料として使わない |
| バーミヤン | 低アレルゲン キッズカレー | 9大アレルゲンを原材料として使わない |
| ジョナサン | 低アレルゲン おこさまカレー | 小学生以下、9大アレルゲン不使用 |
| 夢庵 | お子様(低アレルゲン)カレー | 子ども向け |
| 藍屋 | お子様(低アレルゲン)カレー | 子ども向け |
| chawan | 低アレルゲンカレー | 小学生まで、9大アレルゲンを使わずに考えたメニュー |
| グラッチェガーデンズ | 低アレルゲンおこさまカレー | キッズメニューに掲載 |
| ステーキガスト | 低アレルゲン系キッズメニュー | すかいらーく公式FAQで対象ブランドとして明記 |
| 三〇三 | お子さま向け低アレルゲンメニュー | すかいらーく公式FAQで対象ブランドとして明記 |
| ココス | 低アレルゲンおこさまハンバーグ、カレー、ホットドッグ等 | 小6まで、9大アレルゲン不使用 |
| デニーズ | 低アレルゲンプレート、バーガープレート | 8大アレルゲンを原材料に使用しない |
| ロイヤルホスト | 低アレルゲンおこさまカレー等 | 8大アレルゲン不使用 |
| ビッグボーイ | 低アレルゲンおこさまハンバーグ、ゼリー | 現行キッズメニューに掲載 |
| モスバーガー | ポークサンド<米粉>、ポークロール<米粉> | 8大アレルゲンを原材料として使わない。セットはドリンク+おまけ付き |
| すき家 | 低アレルゲンお子様カレー | アレルゲン27品目のうち鶏肉のみ使用 |
| CoCo壱番屋 | 低アレルゲンカレー | 特定原材料7品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに)不使用、ライスの量を選べる |
| やよい軒 | お子様カレー(低アレルゲン) | 7歳以下・一部店舗限定。アレルゲン表示はオレンジ、大豆、鶏肉、豚肉 |
| びっくりドンキー | 乳・小麦・卵を使わないハンバーグ | 現行アレルゲン資料に「アレルギー対応メニュー」として掲載 |
「低アレルゲン」という名前がなくても、実質対応しているお店もある
ここが今回いちばんお伝えしたいポイントです。「低アレルゲン」という商品名がついているかどうかだけで判断すると、実は配慮されているお店を見落としてしまうことがあります。
例えば大戸屋の「お子様野菜カレー」は、商品名に「低アレルゲン」とは書かれていません。ですが、実際の原材料表示を見ると、
- 対象は小学生以下
- 使用しているのは小麦・大豆・鶏肉・りんごのみ
- つまり、卵・乳などは商品表示上使われていない
- 28品目のアレルギー情報が公式に公開されている
という内容になっています。「低アレルゲン」という名称だけで検索・判断してしまうと、こうしたお店が候補から漏れてしまうんですね。
外食チェーンを探すときは、「低アレルゲン」という名称だけで絞り込まず、各社が公開しているアレルギー情報(原材料一覧)そのものを確認するのがおすすめです。メニュー名に惑わされず、実際の原材料表示をチェックする習慣をつけると、選択肢がぐっと広がります。
外食チェーンのアレルギー情報を確認するときのポイント
- 来店前に、公式サイトの「アレルギー情報」「メニュー」ページを確認する(多くの場合、フッターやメニューページの下部にリンクがあります)
- PDFで一覧表になっている場合が多いので、事前にダウンロード・保存しておくと店頭で見せやすい
- 店舗によって仕様が異なる場合があるという注記が多くのチェーンに共通してあるため、心配な場合は来店時にスタッフへ直接確認する
- 特定原材料以外の細かいアレルギーについては、電話やメールでの問い合わせが必要な場合が多い
大切な注意点
ここで紹介した情報は、あくまで各社が公式に公開している内容をもとにしたものです。メニューや原材料は変更されることがあるため、実際に来店・注文する際は、必ず最新のアレルギー情報を公式サイトや店舗スタッフに確認してください。「以前は大丈夫だったから」と思い込まず、毎回確認する習慣をつけるのが安心です。
まとめ
モスバーガー、すかいらーくグループをはじめ、公式サイトでアレルギー情報を公開しているチェーン店は増えてきています。「低アレルゲン」という名称の有無にとらわれず、原材料表示そのものを確認する習慣を取り入れることで、外食の選択肢はさらに広がります。
なお本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新のアレルギー情報は必ず各チェーンの公式サイト・店舗にてご確認ください。
この記事は、食物アレルギーのあるお子さんを育てる運営者「まっさん」が、自身の経験と厚生労働省・専門機関等の公開情報をもとにまとめています。治療方針については、必ず主治医の指示を優先してください。詳しくは免責事項をご覧ください。
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