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子供に多いアレルギー4種類|肌荒れ・喘息・鼻炎・結膜炎

子供に多いアレルギー4種類|肌荒れ・喘息・鼻炎・結膜炎 きほんの知識

「うちの子アレルギーって診断されたけど、蕁麻疹も出ないし、このままほっといても大丈夫なのかな?」「肌のカサカサは、アレルギーの症状なのかな?」と、アレルギーと診断された子供を観察していると、色々気が付くことがあるかもしれません。

子供に多いアレルギーは、大きく「肌荒れ(アトピー性皮膚炎)」「気管支喘息」「アレルギー性鼻炎」「アレルギー性結膜炎」の4つです。食べ物が原因の「食物アレルギー」は、別の見方でとらえます。種類を知っておくと、どの症状がアレルギーによるものなのか、見当がつきやすくなります。

結論:子供に多いアレルギーは、肌荒れ(アトピー性皮膚炎)・喘息・鼻炎・結膜炎の4つで、皮膚・気管支・鼻・目という「どこに症状が出るか」で分けた名前です。食物アレルギーは「何に反応するか(原因)」で付いた名前で、別の見方です。

(肌のカサカサは「症状の場所」の話なので、食べ物が原因のことも、アトピーのこともあります。気になる症状は、診察のときに医師に伝えましょう)

アレルギーは「原因」と「症状の場所」で分けて考える

アレルギーは「原因」と「症状の場所」で分けて考える

「食物アレルギー」と「アトピー性皮膚炎」は、実は分け方が違います。食物アレルギーは「何に反応するか(原因)」で付いた名前で、アトピー性皮膚炎・喘息・アレルギー性鼻炎は「どこに症状が出るか(皮膚・気管支・鼻)」で付いた名前です。この2つの見方を知っておくと、お子さんの症状を整理しやすくなります。このページでは、症状の場所で分けた4種類を先に紹介し、そのあと、原因(食べ物・ダニ・花粉・金属など)の見方で説明します。

① どこに症状が出るか(症状の場所で分ける)|子供に多い4種類

症状の場所アレルギーの名前主な症状
皮膚肌荒れ(アトピー性皮膚炎)かゆみのある湿疹が、良くなったり悪くなったりを繰り返す
気管支気管支喘息発作的な咳、ゼーゼー・ヒューヒュー(喘鳴)、息苦しさ
鼻アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)くしゃみ・鼻水・鼻づまり
目アレルギー性結膜炎目のかゆみ・充血

② 何に反応するか(原因で分ける)

原因例主な症状が出る場所
食べ物(食物アレルギー)卵・牛乳・小麦・木の実類など皮膚・消化器・呼吸器など
ダニ・ハウスダスト・花粉・ペットの毛など吸い込んだり、触れたりするもの気管支(喘息)、鼻・目(鼻炎・結膜炎)など
金属ピアス・ネックレス・ベルトの金具など皮膚(かゆみ・赤み)
  • 食物アレルギーでも、皮膚に症状が出ることがあります。アトピー性皮膚炎と重なることもあるので、「どちらか一方」とは限りません。

「どこに症状が出るか」で分ける

肌荒れ(アトピー性皮膚炎)|皮膚

お子さんの「肌荒れ」の背景に、アトピー性皮膚炎があることがあります。アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が、良くなったり悪くなったりを、慢性的に繰り返す病気です。肌のバリア機能の低下が深く関わっていて、「食物アレルギーの原因|食べた時と肌からの侵入(経皮感作)」でお伝えした経皮感作(肌からアレルゲンが入り込むこと)を通じて、食物アレルギーとも密接に関連しています。アトピー性皮膚炎は「肌だけの問題」ではなく、後ほど説明する「アレルギーマーチ」の入り口になりやすいという意味でも、早めのケアが大切な疾患です。

アトピー性皮膚炎の治療やスキンケアは、「アトピーケア」のカテゴリーで詳しく解説しています。

気管支喘息|気管支

発作的な咳や、ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸(喘鳴〈ぜんめい〉と呼びます)、息苦しさが特徴です。ダニやハウスダスト、ペットの毛などが引き金になることが多く、季節の変わり目や風邪をひいた後に症状が出やすくなる子もいます。

喘息の基礎知識や、発作が起きたときの対応は、「小児喘息」のカテゴリーで詳しく解説しています。

アレルギー性鼻炎|鼻(花粉症を含む)

くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった鼻の症状が特徴です。花粉やダニ、ハウスダストが主な原因になります。「毎年同じ時期に鼻水が止まらない」というお子さんは、この可能性があります。

アレルギー性結膜炎|目

目のかゆみや充血が特徴です。花粉やダニ、ハウスダストが主な原因になり、鼻炎と一緒に出ることもあります。

「何に反応するか」で分ける|原因の見方

食物アレルギーは、症状の場所ではなく、「何に反応するか(原因)」で付いた名前です。上の4種類とは別の見方として、ここで説明します。

食物アレルギー

卵・牛乳・小麦・木の実類など、特定の食品を食べることで、皮膚・消化器・呼吸器などに症状が出ます。「食物アレルギー」は症状の名前ではなく、原因が食べ物のアレルギーの総称です。乳幼児に多く見られ、成長とともに食べられるようになるケースも多いのが特徴です(詳しくは「食物アレルギーは治る?いつか食べられるようになる?」で解説します)。

食べてすぐ(数分〜2時間以内)に症状が出る「即時型」が多いですが、中には数時間〜半日ほどたってから症状が出る「遅発型」のタイプもあります。また、まれに複数の症状が一気に出て血圧が下がるなど、命に関わる重い症状(アナフィラキシー)が起こることもあります。激しい症状が出た場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。対応は「食物アレルギーの症状|気を付けたいアナフィラキシーの緊急対応」で詳しく解説します。

ダニ・ハウスダスト・花粉・ペットの毛など

食べ物以外にも、空気中のダニ・ハウスダスト・花粉・ペットの毛などに反応するタイプがあります。これらは、ここまでに紹介した気管支喘息やアレルギー性鼻炎・結膜炎の主な原因になります。

金属

金属アレルギー

成長すると、金属アレルギーが出てくることもあります。ピアスやネックレス、ベルトの金具、歯科治療で使う金属などに触れることで、かゆみや赤みが出るタイプのアレルギーで、食物アレルギーとは仕組みが少し異なります(触れてすぐではなく、時間が経ってから症状が出る「遅延型」の反応です)。仕組みは「4型(Ⅳ型)アレルギー|ピアスや化粧品でかぶれるのはなぜ?」で解説しています。

食べ物・ダニ・花粉などにも反応しやすい傾向

アレルギーは同じ体質でつながっている

ここまで、「何に反応するか」と「どこに症状が出るか」の2つの見方で整理してきました。アレルギー疾患の発症には、遺伝による要因が大きく、さらに環境による要因が関係すると言われています。

そして、次に紹介する「アレルギーマーチ」のように、乳児期の湿疹・アトピー性皮膚炎に始まり、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎などを、年齢とともに次々に発症していく流れがあります。

年齢とともに移り変わる「アレルギーマーチ」

アレルギーマーチ

これらのアレルギーは、年齢とともに移り変わっていくことがあります。

多くの場合、まず乳児期にアトピー性皮膚炎として肌に症状が出始め、そこから食物アレルギーが加わり、やがて成長する中で気管支喘息、さらにアレルギー性鼻炎へと、まるで行進(マーチ)するように、症状の中心が移り変わっていきます。この現象を「アレルギーマーチ」と呼びます。

アトピー性皮膚炎(乳児期) → 食物アレルギー → 気管支喘息 → アレルギー性鼻炎

くわしくは「アレルギーマーチとは|湿疹→食物アレルギー→喘息→鼻炎への流れ」で解説しています。

すべての子がこの通りに進むわけではない

誤解しないでいただきたいのは、これは「必ずこの順番通りに全員が進む」というものではない、ということです。あくまで、こういう傾向が見られることが多い、という一つのパターンです。

早めのケアが大切

乳児期に湿疹などの肌荒れがあるときは、早い時期から適切な治療を行い、皮膚を良い状態に保つことが大切だとされています。「今、目の前の症状」だけでなく、「この先どう付き合っていくか」という視点を持てると、日々のケアにも前向きに取り組みやすくなります。

まとめ:種類を知ることは、備えることにつながる

子供に多いアレルギーは、肌荒れ(アトピー性皮膚炎)・気管支喘息・アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎の4つで、2つの見方で整理できます。

  • 「何に反応するか」:食べ物(食物アレルギー)・ダニ・花粉・金属など(原因の見方)
  • 「どこに症状が出るか」:皮膚(肌荒れ・アトピー性皮膚炎)・気管支(喘息)・鼻(鼻炎)・目(結膜炎)
  • 年齢とともに症状が移り変わる「アレルギーマーチ」という流れを知っておくと、この先の見通しを立てやすくなる

それぞれの詳しい症状・対応は、この後の記事で解説していきます。気になる症状があるときは、自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。

「へっちゃら」まっさんより

うちの息子は「卵」「そば」「ゴマ」「犬の毛」などにアレルギー反応を起こします。

卵などを食べると、肘や膝の裏などにアトピーのような症状が出たり、果物系を食べると咳が止まらなくなったりすることがあります。食べるものによって、出てくる症状も違うようです。

春になると花粉にも反応するので、その時期は鼻水が出っぱなしになっています。

アレルギーの症状は、その子によって出方が違うんだと思います。だからこそ、自分の子どもが何に反応しやすいのか、どんな症状が出るのかを知っておくことがすごく大切だと思います。

参考にした情報源

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※本記事は、公開されている情報をもとに、できるだけわかりやすくまとめたものです。個別の状況によって適切な対応は異なりますので、ご不安な点がある場合は自己判断せず、専門機関・専門家にご確認ください。詳しくは免責事項をご覧ください。 緊急性の高い症状が見られる場合は、自己判断せず、直ちに救急要請または医療機関を受診してください。

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