子供がまだ自分でアレルギーを説明できない場面や、親がそばにいないときに、周囲に「この子はアレルギーがある」と知らせてくれるアイテムがあります。ワッペンやタグです。あまり知られていませんが、いざというときに大きな助けになります。
どんなときに役立つ?
- 子供がまだ自分でアレルギーを説明できない年齢のとき
- 迷子・災害時など、親がそばにいない緊急時
- 預け先・イベント・習い事など、初対面の大人が対応するとき
- 意識がない・話せない状態で救急対応を受けるとき
100均のワッペンだけでは不十分なことも
ダイソーなどの100円ショップでも、「アレルギーがあります」と書かれたワッペンが手芸コーナーで販売されています。手軽に入手できるのは魅力ですが、注意したい点があります。
- 「アレルギーがあります」とだけ書かれていて、何のアレルギーかまでは書かれていないタイプが多い
- 何のアレルゲンか分からなければ、見た人は「気をつけよう」と思っても、具体的にどう気をつければいいか分からない
- 事前に「〇〇アレルギーがある」と園や先生に伝えておいて初めて、ワッペンが「思い出すきっかけ」として機能する
つまり、100均のワッペンは「補助的なきっかけ」にはなっても、それ単体で正確な情報を伝える力は弱いということです。具体的なアレルゲン名を記載できるタイプを選ぶか、事前の言葉での説明とセットで使うことが大切です。
主な種類

表示ワッペン・シール
- リュック・帽子・服につけるワッペン
- 「たまごアレルギー」「小麦・卵不使用」など、アレルゲン名を具体的に入れられるもの
- アイロン接着・マジックテープ・ピンなど装着方法いろいろ
- 手芸フリマサイトやアレルギー専門ショップでは、名入れ・アレルゲン名指定でオーダーできる商品もある
表示テープ・キーホルダー
- かばんや持ち物に貼る・つけるタイプの表示テープ
- エピペンを持っていることを知らせる専用キーホルダー
- 防災グッズと合わせてセット販売されているものもある
IDブレスレット・タグ
- 手首につけるブレスレットタイプ
- アレルゲン・緊急連絡先・エピペン有無を記載
- 金属・シリコンなど素材いろいろ(肌が弱い子はシリコンや布が安心)
選び方のポイント
- 記載内容が具体的か(「アレルギーがあります」だけでなく、アレルゲン名まで書けるか)
- 肌に触れるものは素材を確認(金属アレルギーに注意)
- 子供が嫌がらないデザイン・つけ心地
- 洗濯・水濡れに耐えられるか
- 防災リュックなど、目につきやすい場所にもう1つ用意しておく
手作りする選択肢も
市販品のほか、名前シールやワッペンに手書きで情報を加える方法もあります。子供の好きなキャラクターと組み合わせると、嫌がらずにつけてくれることもあります。
- 無地のワッペン・アイロンシールに、油性ペンでアレルゲン名を書き足す
- 名前シール作成サービスで、アレルギー表示欄をカスタムして注文する
- 手作りする場合も、文字は大きく・シンプルに、誰が見てもすぐ分かる表記を心がける
まとめ
- 話せない場面でアレルギーを伝えてくれる備え
- 100均のワッペンは「アレルギーがあります」までで、アレルゲン名までは書かれていないことが多い
- ワッペン・テープ(持ち物)とID(身につける)を使い分ける
- 記載内容の具体性・素材・つけ心地で選ぶ
災害時や緊急時の備えとして、家庭の防災グッズにも加えておくと安心です(詳しくは免責事項をご確認ください)。肌に触れる素材については「アレルギーっ子の衣類選び」もご覧ください。
この記事は、食物アレルギーのあるお子さんを育てる運営者「まっさん」が、自身の経験と厚生労働省・専門機関等の公開情報をもとにまとめています。
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