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アレルギーっ子とサプリメント

朝食の席で栄養ドリンクを飲む子供と見守る親のイラスト アレルギーと生活習慣

サプリメントで「栄養補給」もアレルギーには一つの手

除去食で栄養バランスが心配になったり、「乳酸菌がアレルギーにいいらしい」という話を聞いたりして、サプリメントが気になったことはありませんか?

栄養が足りているか不安なとき、サプリメントは食事の心強い味方になってくれます。ただ、より安心して付き合っていくために、いくつか知っておきたいポイントもあります。

  • サプリメントは食事の「補助」として、栄養バランスを整える助けになってくれます
  • 基本は食事から栄養をとることを大切にしつつ、それでも不安が残るときに取り入れる選択肢のひとつ、と考えると気持ちが楽になるかもしれません
  • 「これを飲めばアレルギーが治る・改善する」といった断定はできないので、あくまで日々の食生活をサポートするものとして活用するのが良さそうです

サプリメントを検討する価値があるケース

すべてのアレルギーっ子に必要というわけではありませんが、次のような場合は栄養不足が気になりやすいと言われています。

  • 除去している品目が多く、食事だけでは特定の栄養素が不足しやすい場合(例:乳製品除去でカルシウム、卵除去でたんぱく質など)
  • 偏食が強く、特定の食材群をほとんど食べられない場合
  • 外遊びの時間が少なく、日光を浴びる機会が少ない場合(ビタミンD)

除去食での栄養の補い方はアレルギーっ子の栄養・食生活でも扱っているので、まずは食事での工夫を優先し、それでも心配なときにサプリメントを検討する、という順番がおすすめです。

子供向けでよく見かける成分

サプリメントの原材料表示を確認する親のイラスト

乳酸菌・善玉菌(プロバイオティクス)

  • 腸内環境を整える成分として、子供用サプリでもよく見かけます
  • アレルギー性鼻炎に対する研究が進んでいる分野で、治療指針に取り入れる動きもあるようですが、「飲めば治る」というものではなく、あくまで体質サポートの一つという位置づけのようです
  • 腸内環境とアレルギーの関連についてはアレルギーっ子の腸内環境で詳しく紹介しています

ビタミンD

  • 免疫の働きに関わるとされ、不足すると骨の成長だけでなく、感染症へのかかりやすさにも影響する可能性があると言われています
  • 冬場や室内遊びが多い時期は、日光を浴びる機会が減って不足しやすいようです
  • 食品では鮭、卵黄、きのこ類などに多く含まれています

鉄・カルシウム・亜鉛

  • 鉄は子供の推奨摂取量が大人より多い栄養素で、不足すると顔色の悪さや元気のなさにつながることがあると言われています
  • カルシウムは骨の成長に欠かせず、乳製品除去中の子は特に意識したい栄養素です
  • 亜鉛は味覚を感じる細胞や免疫機能、傷の治りにも関わるとされ、不足すると味覚の変化や成長への影響が出ることがあると言われています。牡蠣・肉類・豆類などに多く含まれますが、除去食の内容によっては摂りにくいこともあります
  • いずれも、まずは食事(鉄:レバー・赤身肉・小松菜など/カルシウム:小魚・大豆製品・乳除去中は代替のカルシウム強化食品など/亜鉛:肉類・豆類・穀類など)での摂取を基本に考えましょう

DHA・EPA

青汁・フルーツ青汁

  • 大麦若葉やケールなど、野菜由来の栄養(ビタミン・食物繊維)を手軽に摂れるのがメリットです。野菜が苦手な子の栄養補助として人気があります
  • 「フルーツ青汁」は飲みやすくするために果糖・砂糖・果汁が加えられていることが多く、糖分の摂りすぎにつながる可能性があります。原材料表示で糖類の量を確認しておくと安心です
  • 桑の葉など聞き慣れない植物由来の原材料が使われていることも多いので、他のサプリと同様、除去食中のアレルゲンが混ざっていないか確認しましょう
  • あくまで「野菜が足りないときの補助」という位置づけで、普段の食事で野菜を食べる習慣づくりの代わりにはならない点は意識しておきたいところです

選ぶときの注意点

  • 対象年齢を確認する:大人用のサプリを量だけ減らして子供に与えるのは避け、子供用として設計された製品を選びましょう
  • アレルゲンの混入をチェックする:原材料表示をよく確認し、除去中の食品(卵・乳・大豆由来の成分など)が使われていないか確認しましょう
  • 添加物も確認する:人工着色料・香料・甘味料などが気になる場合は、無添加をうたう製品でも念のため原材料表示までチェックすると安心です
  • 薬を服用中の場合は飲み合わせに注意:治療薬を使っている場合、サプリメントとの飲み合わせについて念のため医師や薬剤師に確認しておくと安心です

飲むタイミングの目安

「いつ飲ませるのが正解?」と迷う方も多いようですが、サプリメントは医薬品ではないので、絶対的な決まりがあるわけではないようです。

  • 何より大切なのは、パッケージに記載された対象年齢・1日の目安量を守り、毎日続けやすいタイミングに固定すること(例:朝ごはんの後、と決めてしまうなど)です
  • ビタミンDなど脂に溶けるタイプの成分は、油分を含む食事と一緒に摂ると吸収されやすいと言われています
  • 鉄とカルシウムは、一緒に摂ると互いの吸収を妨げ合うことがあると言われているので、気になる場合は摂るタイミングを朝と夜でずらすなどの工夫も一案です
  • 乳酸菌などのプロバイオティクスは、飲むタイミングによる違いはそれほど大きくないとされ、続けやすい時間で問題なさそうです

パッケージの表示と違う飲み方をしたい場合や、治療薬を服用中の場合は、自己判断せず医師・薬剤師に相談してから始めると安心です。

まとめ

  • サプリメントは食事の補助。「治療」の代わりにはならない
  • 除去品目が多い・偏食が強いなど、栄養が偏りやすい場合に検討の価値あり
  • 乳酸菌・ビタミンD・鉄・カルシウム・亜鉛などが子供向けでよく見かける成分
  • 対象年齢・アレルゲン混入・添加物・飲み合わせを確認してから選ぶ
  • 飲むタイミングは「毎日続けやすい時間に固定する」のが基本。脂溶性ビタミンは食事と一緒に、鉄とカルシウムは時間をずらすと吸収を妨げにくい

免責事項

この記事は、食物アレルギーのあるお子さんを育てる運営者「まっさん」が、自身の経験と厚生労働省・専門機関等の公開情報をもとにまとめています。治療方針については、必ず主治医の指示を優先してください。詳しくは免責事項をご覧ください。

参考にした情報源

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※本記事は、公開されている情報をもとに、できるだけわかりやすくまとめたものです。個別の状況によって適切な対応は異なりますので、ご不安な点がある場合は自己判断せず、専門機関・専門家にご確認ください。詳しくは免責事項をご覧ください。 緊急性の高い症状が見られる場合は、自己判断せず、直ちに救急要請または医療機関を受診してください。

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