アレルギーっ子家族の応援サイト|へっちゃら

祖父母への注意点

祖父母と食物アレルギーの孫が笑顔で過ごす様子のイラスト 外食・外泊・行事

「ちょっとくらいなら大丈夫」——悪気なく、そう言われてヒヤリとした経験はありませんか。祖父母世代は、今ほど食物アレルギーの情報が広まっていなかった時代を過ごしてきました。だからこそ、責めるのではなく、繰り返し・具体的に伝えることが、子供を守る一番の近道になります。ここでは、祖父母やお友達のお宅に子供を預けるときの伝え方を整理しました。

良かれと思ってが一番危ない

祖父母世代の「大丈夫」には、悪意はなく、むしろ孫を可愛がる気持ちから来ていることがほとんどです。だからこそ、対応が難しい面があります。

  • 「昔はこんなアレルギーなんてなかった」という感覚を持つ方は少なくない
  • 「少しずつあげれば慣れる」という誤った考えを持っている場合がある
  • 「神経質になりすぎ」「母親の育て方のせい」「甘やかしすぎ」と受け取られてしまうこともある
  • おいしそうだから、孫が可愛いからこそ、こっそり食べさせてしまうケースも報告されている

実際に、「少しずつあげたから大丈夫」と話す祖父母に、医師から止められている食品を与えられてしまったという体験談も聞かれます。感情的に反発するのではなく、「知らなかっただけ」という前提に立って、事実を伝えることが大切です。

祖父母・親戚への伝言

アレルギーの伝言メモを手渡す様子のイラスト

口頭だけでなく、その子が何に対してアレルギーがあるか、まず紙に書いて渡しておくのが基本です。口頭では聞き流されたり忘れられたりしがちですが、書いたものが手元にあれば、いざというときにも確認してもらえます。

「少しくらい」はNG

  • 「量の問題ではなく、少量でも命に関わることがある」とはっきり伝える
  • 「本人が食べたがっても、必ず確認してから」とルール化しておく
  • 感情的にならず、「先生からもこう言われている」など、第三者の権威を借りて伝えると受け入れられやすい

手作りおやつへの注意

  • 手作りのお菓子・料理は、原材料が把握しづらいため注意が必要と伝える
  • 「せっかく作ってくれたのに」と気を遣わせないよう、代わりに「一緒に作れるレシピ」を提案するのも一つの方法
  • 卵・乳・小麦を使わないおやつのレシピを、事前に共有しておくと喜ばれることが多い

表示確認のお願い

  • 市販のお菓子を与える前に、必ずパッケージの原材料表示を確認してもらう
  • 表示の見方(アレルゲンの探し方)を、簡単なメモにして渡しておく

様子がおかしければすぐ伝えてもらう

  • 「かゆがる」「せきこむ」「様子がおかしい」など、具体的な変化のサインを共有しておく
  • 何か気になることがあれば、我慢せずすぐに連絡してもらうよう伝える

エピペンの保管場所の共有

エピペンを預ける場合は、保管・管理の基本を共有しておきましょう。

  • 保管場所は室温(15〜30℃)が目安。直射日光や冷蔵庫は避ける
  • 「どこに置いてあるか」を、実際に一緒に確認しておく
  • 使い方(太ももの外側に押し当てる)も、簡単でよいので一度説明しておく
  • 使用後は必ず救急要請することも伝えておく

友達の家に遊びに行くとき

親御さんへの伝え方

  • 遊びに行く前に、直接またはメッセージでアレルギーがあることを伝えておく
  • 「おやつは持参するので、出していただかなくて大丈夫です」と、相手の負担を減らす言い方を添える
  • 重い症状がある場合は、その旨も簡潔に伝えておく
  • 「子供たちだけでおやつを食べないよう、大人がいるところで食べさせてほしい」とお願いしておく

持たせるもの

  • 食べ慣れた安全なおやつ
  • エピペン・常備薬(処方されている場合)
  • 何かあったときの連絡先メモ

子供自身への言い聞かせ

  • 「もらったものは、おうちの人に見せてから食べる」という約束をしておく
  • 年齢に応じて、自分のアレルゲンを自分の言葉で言えるようにしておく

印刷して渡せる伝言メモ

口頭だけでは伝えきれない・忘れてしまう、ということを防ぐために、簡単なメモを用意して渡しておくのもおすすめです。

  • お子さんの氏名・アレルギーのある品目
  • 症状が出たときの様子(何が起こるか)
  • 何かあったときの連絡先(親・かかりつけ医)
  • エピペンの有無・保管場所(預ける場合)

手書きのメモでも十分ですが、いつでも渡せるよう、スマートフォンに保存しておいたり、テンプレートを作っておくと便利です。

まとめ

  • 祖父母の「大丈夫」は悪意ではなく、情報不足からくることが多い
  • 感情的にならず、具体的に・繰り返し伝える
  • エピペンを預ける場合は、保管場所と使い方を一緒に確認する
  • 友達の家では、相手の負担を減らす伝え方を心がける
  • 伝言メモを用意しておくと、伝え漏れを防げる

伝え方に正解はありません。ご家庭の状況に合わせて、無理のない形で取り入れてください(詳しくは免責事項をご確認ください)。外泊時の対応は「食物アレルギーと外泊」もあわせてご覧ください。

この記事は、食物アレルギーのあるお子さんを育てる運営者「まっさん」が、自身の経験と厚生労働省・専門機関等の公開情報をもとにまとめています。


参考にした情報源

運営者まっさんの似顔絵

へっちゃらはこんな人が書いています

へっちゃらは実際にアレルギーっ子を育てる父親まっさんが運営しています。1人の子供を育てるだけでも大変なのに、アレっ子はさらに大変だなぁ~と感じながら日々格闘しています。詳しい運営者情報はこちらから

※本記事は、公開されている情報をもとに、できるだけわかりやすくまとめたものです。個別の状況によって適切な対応は異なりますので、ご不安な点がある場合は自己判断せず、専門機関・専門家にご確認ください。詳しくは免責事項をご覧ください。 緊急性の高い症状が見られる場合は、自己判断せず、直ちに救急要請または医療機関を受診してください。

この記事、教えてあげたい人はいませんか?

アレルギーのあるお子さんの周りにいる、ママ友・パパ友や先生にも役立つ情報です

LINEで教えてあげる

コラム・レビューの新着

よく読まれている記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました