「最近、なんかうちの子変わった?」
そう感じること、ありませんか?
やたら甘えてくるようになったり、
ちょっとしたことでグズったり。
大好きだったおやつを食べなくなったり、
「おなかが痛い」「頭が痛い」と言うことが増えたり。
もしかすると、それは子どもからの**「ちょっと疲れたよ」**というサインなのかもしれません。
特にアレルギーっ子は、毎日の生活の中で大人が思っている以上に頑張っています。
「これは食べられるかな?」
「給食はみんなと同じものかな?」
「どうして自分だけ食べられないんだろう?」
外食するときだって、食べられるものを探さなければいけません。
そんな毎日の小さな「我慢」や「気遣い」が、知らないうちに子どもの心の負担になっていることもあります。
今回は、そんなアレルギーっ子が、自分でも気づかないうちにパパ・ママへ発信しているかもしれない5つのサインについて考えてみます。
※ここで紹介する変化があったからといって、必ずしもアレルギーやストレスが原因とは限りません。体調や成長、環境の変化など、さまざまな原因が考えられます。「いつもと違うな」と感じたときの気づきのきっかけとしてご覧ください。
子どもの頃の自分を思い出してみてください
自分が子どもだった頃のことを、ちょっとだけ思い出してみてください。
今の自分だったら、きっと聞き流してしまうような些細な言葉。
友達に何気なく言われた一言。
先生の何気ない言葉。
親からすれば、そんなに気にすることでもないような出来事。
でも、子どもの頃って、なぜかずっと気になったりしませんでしたか?
家に帰ってからも、
「あのとき、なんであんなこと言われたんだろう……」
なんて考えて、落ち込んだり。
子どもって、それくらい敏感なんですよね。
ましてやアレルギーがある子なら、
「なんで○○ちゃんは食べられるのに、ぼくは食べられないの?」
「なんで自分だけ違うものなの?」
そんな気持ちを、普段は口に出さずに抱えていることもあるかもしれません。
だからこそ、
「最近、ちょっと様子が違うな」
という小さな変化を、
「またグズグズしてるな」
で終わらせずに、
「何かあったのかな?」
と、一度立ち止まって見てあげる。
それだけでも、子どもにとっては大きな安心になるのかもしれません。
① やたら甘えてくる
最近、
「抱っこして」
「食べさせて」
「お母さん、お母さん」
と、いつも以上に甘えてくる。
そんなことはありませんか?
もちろん、単純に甘えたい時期ということもあります。
でも、今まで一人でできていたことを急に「やって」と言うようになったり、些細なことで何度も親を呼ぶようになったりする場合は、安心したくて甘えていることもあるのかもしれません。
アレルギーっ子は、普段から我慢したり、気をつけたりする場面が多いもの。
外では頑張っている分、家に帰ってきた途端に甘えん坊になることだってあります。
「もう大きいんだから自分でやって」
ではなく、
「今日はいっぱい頑張ったのかな?」
と、一度受け止めてあげる。
そんな日があってもいいのかもしれません。
② 「おなかが痛い」「頭が痛い」が増える
「おなか痛い」
「頭痛い」
「今日は行きたくない」
そんな訴えが増えてきたら、少し気にしてみてもいいかもしれません。
もちろん、本当に体調が悪い可能性もあります。
まずは身体の状態を確認することが大切です。
そのうえで、体調に大きな問題がないのに繰り返す場合は、
「何か困っていることはないかな?」
と考えてみるきっかけになるかもしれません。
例えば、
「学校の日だけおなかが痛くなる」
「給食の日になると行きたがらない」
など、決まったタイミングで繰り返していないでしょうか。
もしかしたら、給食や友達との関係など、本人がうまく言葉にできない何かを抱えている可能性もあります。
もちろん、仮病と決めつけるのは禁物。
「痛いって言ってるけど、本当かな?」
ではなく、
「何かつらいことがあるのかな?」
という目線で見てあげたいですね。
③ 大好きだったおやつや食事が進まない
いつもなら喜んで食べるおやつ。
大好きなものを出したのに、
「いらない」
「食べたくない」
と、あまり食べない。
そんな変化が続いていませんか?
もちろん、暑さや体調、胃腸の調子など、原因はいろいろあります。
でも、
「大好きなものまで食べなくなった」
という変化が続いているなら、ちょっと気にしてみてもいいかもしれません。
アレルギーっ子の場合、食事そのものがストレスになってしまうこともあります。
「これは食べられるかな?」
「またみんなと違うものかな?」
「みんなと同じものを食べたいな……」
そんな小さな気持ちが積み重なっている可能性もあります。
食べる量だけを見るのではなく、
「いつもと比べてどうかな?」
という変化を見ることも大切ですね。
④ グズリやイライラがひどくなる
最近、なんだか機嫌が悪い。
何をやっても、
「イヤ!」
「やだ!」
と怒る。
おもちゃを投げたり、ちょっとしたことで泣いたりする。
親からすると、
「なんで今日はこんなにグズグズなんだ……」
となりますよね。
でも、子どもだって疲れます。
大人なら、
「今日は疲れたな」
「仕事で嫌なことがあったな」
と、自分の気持ちを言葉にできます。
でも、子どもはまだ自分の気持ちをうまく説明できないことがあります。
その結果、
イライラしたり、泣いたり、怒ったりする。
そんな形で出てくることもあります。
特に、
「最近急にグズリがひどくなった」
「以前より怒りっぽくなった」
という変化があるなら、
「何か嫌なことがあったのかな?」
と、少しだけ視点を変えてみてもいいかもしれません。
⑤ おもらし・便秘がひどくなる
今までそんなことはなかったのに、
「最近おもらしが増えた」
「おもらしが続くようになった」
「便秘がひどくなった」
という変化。
これも、ちょっと気になる変化のひとつです。
もちろん、排泄の変化には身体的な原因が隠れていることもあります。
特に急な変化や症状が続く場合は、まず身体の状態を確認することが大切です。
そのうえで、
「最近、生活で何か変わったことはなかったかな?」
「幼稚園や学校で何かあったかな?」
と振り返ってみるのもいいかもしれません。
子どもは、自分でも気づかないうちに、心の負担が身体や行動に表れることがあります。
「もしかして?」と思ったら
今回紹介したのは、
- やたら甘えてくる
- 「おなかが痛い」「頭が痛い」が増える
- 大好きだったおやつや食事が進まない
- グズリやイライラがひどくなる
- おもらし・便秘がひどくなる
という5つの変化です。
ただし、これらがあったからといって、
「アレルギーのストレスが原因だ!」
と決めつける必要はありません。
子どもは成長の途中ですし、体調や環境の変化でも様子は変わります。
大切なのは、
「最近、なんかいつもと違うな」
という小さな変化に気づいてあげること。
そして、
「どうして?」
「何があったの?」
と問い詰めるより、
「最近ちょっと疲れてる?」
「何か嫌なことあった?」
と、話しやすい雰囲気を作ってあげることなのかもしれません。
アレルギーっ子は、思っている以上に頑張っている
食べられないものがある。
みんなと違うものを食べる。
給食の前に確認する。
外食するときも、食べられるメニューを探す。
周りから、
「なんで食べられないの?」
と聞かれる。
大人からすると、一つひとつは小さなことに見えるかもしれません。
でも、それが毎日のことだったらどうでしょう。
一日だけなら気にならなくても、
毎日、毎月、何年も続く。
そう考えると、子どもにとっては決して小さなことではないのかもしれません。
だから、
「うちの子、最近ちょっと甘えん坊になったな」
と思ったとき。
「またグズグズしてる……」
と思ったとき。
その行動の裏側に、
「ちょっと疲れたよ」
「ちょっとつらいよ」
というサインが隠れていないか。
少しだけ考えてみる。
それだけでも、子どもの気持ちに気づくきっかけになるのかもしれません。
そして何より、
「今日もよく頑張ったね」
って、抱きしめてあげたいですね。
お父ちゃん、お母ちゃんはいつでも味方だよ
アレルギーがあると、どうしても親も、
「何を食べられる?」
「何に気をつける?」
「症状は大丈夫?」
と、食事や身体のことに目が向きます。
もちろん、それはとても大切なこと。
でも、ときどきは、
「この子、今どんな気持ちなんだろう?」
と、心のほうにも目を向けてみる。
アレルギーのことを考えすぎて疲れてしまった日も、
学校で嫌なことがあった日も、
「みんなと同じようにできなかった」と落ち込んだ日も、
家に帰れば、
「お父ちゃん、お母ちゃんは味方だよ」
と思える場所がある。
そんな家庭であれたらいいなと思います。
※大切なこと
ここで紹介した変化は、ストレスだけが原因とは限りません。
食欲低下、腹痛・頭痛、便秘、おもらしなどの症状が続く場合や、普段と明らかに違う様子がある場合は、自己判断せず、必要に応じて医療機関などに相談してください。
うちの息子も、休みの日になるとすごく甘えてきます。自分で食べられるのに「食べさせたい!(食べさせてちょうだい、という息子語です)」と言ったり、「抱っこ!」とねだったり、急に不機嫌になったり。
子どもって、まだ自分の気持ちをうまく言葉で伝える方法を持っていないんですよね。だから、感情で伝えるしかないことも多いんだと思います。幼稚園でみんなと同じものが食べられないことも、本人にとっては思っている以上にストレスになっているのかもしれません。
幼稚園では我慢して頑張っているけれど、その分、家に帰ってお父さんやお母さんに甘えることで、不安やストレスを解消しているのかなと思います。そんなとき、うちではできるだけ思いっきり甘えさせるようにしています。
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