アレルギーのある子どもの食べ物を選んでいると、スーパーで商品の裏側を見るのが習慣になってきますよね。
「卵は入ってないかな?」
「乳は大丈夫かな?」
まずはアレルギー表示を確認して、ひと安心。
ところが、その下に並んでいる原材料を見ると、「亜硫酸塩」「着色料」「保存料」「発色剤」など、よく分からない名前が出てくることがあります。
「これって何なんやろ?」
「アレルギーとは関係ないのかな?」
そんな疑問を持ったことがある方もいるのではないでしょうか。
食品添加物と聞くと、「できるだけ避けたほうがいいもの」というイメージもあります。でも、食品添加物にはそれぞれ役割があり、使用できるものや量についてもルールがあります。
一方で、一部の食品添加物については、特定の人で症状との関係が報告されているものも。
今回は、そんな食品添加物の中から、アレっ子家庭でも知っておきたい4つを取り上げてみました。
① 亜硫酸塩
「亜硫酸塩」という名前、普段の買い物ではあまり気にしないかもしれません。
亜硫酸ナトリウムなどがあり、食品の酸化を防いだり、色を保ったりする目的で使われています。ドライフルーツや豆類など、身近な食品の表示で見かけることも。
ここで知っておきたいのが、亜硫酸塩と喘息との関係です。
食品安全委員会の資料では、特に気管支喘息のある人について、亜硫酸塩に過敏に反応したという報告が複数紹介されています。
もちろん、亜硫酸塩が入っている食品を食べたら、誰でも症状が出るという意味ではありません。
ただ、「食品添加物って全部同じじゃないんだな」と知っておくと、原材料表示を見るときの見方も少し変わってきます。
② 着色料
子どものお菓子を選んでいると、赤や黄色、青など、カラフルな商品をよく見かけます。
「この色、何でついてるんやろ?」
そう思って裏側を見てみると、「着色料」と書かれていたりします。
着色料は、食品の色を整えたり、見た目をきれいにしたりするために使われるもの。お菓子だけではなく、漬物などにも使われています。
着色料にもいろいろな種類があるので、「着色料」と書いてあるだけで良い・悪いを決めるものではありません。
気になる商品があれば、どんな着色料が使われているのか、原材料表示を確認してみる。まずはそれくらいで十分だと思います。
③ 保存料
「保存料」は、食品を保存しやすくするために使われる食品添加物です。
加工食品や漬物など、いろいろな食品で目にすることがあります。
代表的なもののひとつが「ソルビン酸」。
普段何気なく買っている食品でも、裏側を見ると「保存料(ソルビン酸)」などの表示がチラホラ。
こういう名前を見つけると、「あ、これが保存料なんや」と少しずつ分かってきますよね。
アレルギーのある子の食事では、まずアレルゲンの確認が大切。
そのうえで、余裕があるときに食品添加物にも目を向けてみる。そんなくらいの付き合い方でもいいのではないでしょうか。
④ 発色剤
ハムやソーセージ、ベーコンなどを買うときに見かけることがあるのが「発色剤」です。
代表的なものとして、亜硝酸ナトリウムがあります。
発色剤は、肉加工品の色を保つなどの目的で使われています。
ハムやソーセージって、子どものお弁当や朝ごはんにも登場しやすい食品ですよね。
だからこそ、一度くらいは裏側を見てみるのも面白いかもしれません。
「いつも買ってるけど、こんな表示だったんや」
そんな小さな発見から、食品表示に慣れていけばOKです。
食品表示、全部理解しなくても大丈夫
食品の裏側を見ると、原材料や添加物がたくさん書いてあって、最初はちょっと疲れます。
全部覚える必要なんてありません。
アレルギーのある場合は、まずアレルゲンを確認。そのあとで、気になるものがあれば食品添加物の表示を見る。
このくらいの順番で考えると、少しラクです。
「保存料って書いてある」
そこで終わらず、「何の保存料なんだろう?」と一歩だけ見てみる。
そうすると、次に同じ名前を見つけたとき、「これ前にも見たな」となってきます。
食品添加物は、全部避けたほうがいいの?
ここは少しややこしいところです。
食品添加物は、食品を作ったり保存したりするうえで役割があり、安全性について評価されたうえで、使用できるものや量が決められています。
なので、「食品添加物=危険」と考えるのはちょっと違います。
その一方で、一部の食品添加物については、特定の人で症状との関係が報告されているものもあります。
今回紹介した中では、亜硫酸塩について、喘息のある人で過敏に反応したという報告があります。
だからこそ、「全部避ける」でも「何も気にしない」でもなく、知ったうえで自分たちに合う選択をする。
へっちゃらでは、そんな考え方を大切にしています。
アレっ子の食事は「知って選ぶ」でいい
アレルギーがあると、それだけで食べられるものを探すのが大変です。
卵、乳、小麦……。
ただでさえ確認することが多いのに、食品添加物まで全部気にしていたら、「もう何を買ったらいいの?」となってしまいます。
だから、最初から全部チェックしなくても大丈夫。
いつもの買い物で、気になった商品をひとつだけ裏返してみる。
知らない名前があったら、「これ何やろ?」と調べてみる。
それだけでも、少しずつ食品表示が身近になってきます。
知らないから不安になることもあります。
でも、知ってみると、「じゃあ、うちはこうしよう」と選べることもある。
アレっ子の毎日に必要なのは、正解をひとつに決めることではなく、選べる材料を増やしていくことなのかもしれません。
まとめ
今回は、アレっ子家庭でも知っておきたい食品添加物として、亜硫酸塩・着色料・保存料・発色剤の4つを取り上げました。
食品添加物は、すべて避けなければいけないものではありません。ただ、一部の添加物については、特定の人で症状との関係が報告されているものもあります。
「添加物だからダメ」と決めつけるのではなく、まずは何が入っているのかを知る。
そして、自分たちの家庭に必要な情報を少しずつ増やしていく。
毎日の買い物で全部完璧にする必要はありません。
「今日はちょっと裏側見てみようかな」
そのくらいからで十分。
へっちゃらは、アレっ子の家族が「知らなかったから選べなかった」を少しでも減らせるように、これからもいろんな選択肢を紹介していきます。
※食品を食べたあとに気になる症状が出る場合や、食事について判断に迷う場合は、自己判断せず医師などの専門家に相談してください。
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