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①食物アレルギーの子育て、毎月いくらかかる?お金のことも考えてみる

食物アレルギーの子育て、毎月いくらかかる?お金のことも考えてみる お金のこと

食物アレルギーのある子は、他の子より気を使わなければならない分、どうしても出費がかさんでしまいます。

小麦・卵・乳不使用のお菓子は、棚に並ぶ普通のお菓子より1.5倍、2倍の値札がついていることも珍しくありません。除去食対応のレトルトを箱買いすれば、それだけで食費はすぐ膨らみます。通院のたびに診察・検査代がかかり、保湿剤のチューブは普通の家庭よりずっと早く空になる。空気清浄機や除湿機の買い替えも、どこかのタイミングでやってきます。

ただ、「お金がかかる」とひとまとめにしてしまうと、見えなくなるものもあります。実は項目によって、負担の大きさはかなり違うのです。助成制度でほぼゼロに近い出費もあれば、工夫のしようがなく毎月じわじわ効いてくる出費もあります。この記事では、その中身を項目別に分けていきます。読み終える頃には、「なんとなくお金がかかる」が、「うちは月にだいたいこのくらい」という具体的な数字に変わっているはずです。

結論:毎月じわじわかかる分と、年に数回・一度だけかかる分を分けて考える

(通院・食費・住環境・衣類・スキンケア・保険の6項目で整理すると、わが家の負担が見えやすくなります)

まずは全体的な出費を知る事が大切

アレルギーっ子の出費まず全体像をつかむ:費用の目安一覧

細かい話に入る前に、全体の地図を見ておきましょう。

項目内容費用の目安頻度
通院・検査定期通院の診察・処方(保険適用)自治体の医療費助成で軽減される場合が多い月1回程度〜
通院・検査アレルギー血液検査(3割負担)10項目程度で約3,000〜5,000円、39項目の詳細検査で約5,000〜7,000円年1〜数回
通院・検査食物経口負荷試験医療機関により異なる(入院で行う場合もある)必要時
食費(除去食)代替食品・レトルト・お菓子一般品より割高になりやすい毎月
住環境・グッズ防ダニ・防カビ寝具、空気清浄機、除湿機初期費用がかかる一度だけ(買い替え時)
衣類綿100%など低刺激素材の衣類一般的な衣類より割高なことがある随時
スキンケア保湿剤、低刺激のボディソープ・シャンプーなど毎日たっぷり使う分、消耗品として継続的にかかる毎月
保険医療保険・学資保険加入する場合の保険料毎月

ざっと眺めると分かるとおり、重いのは「毎月じわじわ」と書いた食費・消耗品・保険料の列です。通院や住環境は、助成や買い替えのタイミング次第で変わる「波のある出費」。この2種類を分けて考えるのが、この記事を通して一番伝えたいことです。

通院・検査:心配するほどではないことが多い

アレルギー検査、特に血液検査は「高そう」というイメージを持たれがちですが、実際の負担はそれほど大きくありません。複数の医療機関の公開情報を見ると、保険適用(3割負担)で、基本的な10項目程度なら3,000〜5,000円、食物も含めて39項目をまとめて調べる詳細な検査でも5,000〜7,000円という水準が目安です。食物経口負荷試験は、入院で行うかどうかなど医療機関によって幅があるので、気になる場合は事前に確認しておくと安心です。

ここで心強いのが、乳幼児医療費助成をはじめとする自治体の制度です。自己負担が大きく軽減されるケースが多いので、「検査=高額」と身構えすぎなくて大丈夫なことがほとんどです。実際の負担額は、お住まいの自治体の制度によって変わってくるので、母子手帳と一緒にもらった案内を一度見返してみてください。

食費:ここが一番、家庭ごとの差が出るところ

正直に言うと、アレルギー対応にかかる出費のなかで、一番「人によって違う」のが食費です。

アレルギー対応の代替食品やレトルト、お菓子は、一般品よりどうしても割高になりがちです。ある意識調査では、食物アレルギー対応食品を購入している家庭の満足度は約7割にのぼる一方、不満点としては「価格が高い」が上位に挙がっています。「おいしいし助かるけれど、お財布には痛い」という本音が透けて見える結果です。

一方で、食費の増え方は家庭によってかなり違います。外食や中食を減らして、素材から手作りする内食中心の家庭と、忙しい日々のなかで対応済みの市販品を積極的に取り入れる家庭とでは、食費の出方がまったく違ってきます。どちらが正解ということはなく、自分の家庭がどちらの傾向に近いかを意識できると、無理のない予算感がつかみやすくなります。

正直なところ、「アレっ子家庭は食費が高いのか低いのか」を一概に比べられる公的な統計は見当たりませんでした。はっきり言えるのは、「割高な代替食品にどれだけ頼るか」が、家庭ごとの差を生む一番の要因だということです。

住環境・衣類・スキンケア:地味に効いてくる3つ

住環境・衣類・スキンケア:地味に効いてくる3つ

防ダニ・防カビ寝具や空気清浄機、除湿機は、買い替えのタイミングでまとまった初期費用がかかります。そこにエアコンの定期的なクリーニング代や、低刺激の洗剤といった消耗品の費用が、じわじわと積み重なっていきます。

衣類も見落としがちな項目です。綿100%など低刺激素材のものは、一般的な衣類より割高なことがあり、肌が敏感な時期は買い替えの頻度自体が上がることもあります。

そして毎日のことだからこそ、積もり積もると大きいのがスキンケアです。保湿剤(ワセリンやヒルドイドなど、処方薬は保険適用の場合もあります)、低刺激のボディソープやシャンプー、日焼け止めや入浴剤。保湿剤は毎日たっぷり使うことが推奨されているので、ティッシュのように「気づいたらなくなっている」消耗品の代表格です。詳しくは、アレルギーっ子のスキンケアもあわせてご覧ください。

保険:加入する場合はここも計算に入れる

医療保険や学資保険に加入する場合は、その保険料も毎月の固定費としてカウントしておきましょう。入るかどうか、どのくらいの保障にするかは、家庭の考え方次第ですが、「かかるお金」の全体像を見るときに抜け落ちやすい項目なので、ここで触れておきます。

わが家の目安を出してみる:シミュレーションの考え方

ここまでの項目を、実際に自分の家庭の数字に落とし込んでみましょう。コツは、「月にかかるお金」と「年に数回・一度だけかかるお金」を分けて考えることです。

  • 毎月かかる:食費の上乗せ分、消耗品、通院、保険料
  • 年に数回:検査、季節グッズ
  • 一度だけ:寝具・家電などの初期投資

まず毎月の項目を合計し、そこに年間の臨時費用を12で割った額を足すと、月あたりの目安が見えてきます。一度この計算をしておくと、「今月は検査があったから出費が多かっただけ」なのか「じわじわ増えている」のかの区別がつくようになり、漠然とした不安がかなり減ります。

家計負担を抑える工夫

出費の中身が見えてきたら、次は減らせるところを探す番です。

自治体の医療費助成・支援制度は、知らないと使えないまま終わってしまうことが多いので、まず一度確認しておきましょう。代替食材は、まとめ買いやセールのタイミングを活用すると効果が大きい項目です。空気清浄機などの家電は、本当に必要なものから優先して揃えていけば、初期費用の負担を分散できます。保険については、必要性も含めて第三者に相談してみるのも一つの方法です。

まとめ

この記事のポイント

費用は「通院・食費・住環境・衣類・スキンケア・保険」の6項目で整理すると見通しやすくなります。食費は「外食を減らすか、対応済み市販品を使うか」で傾向が変わり、月額・年額・初期費用に分けて考えると、家計の見通しが立てやすくなります。助成制度の活用で、負担を軽くできることもあります

金額は目安であり、実際の費用は個々の状況で異なります。制度の適用は自治体・医療機関にご確認ください。

「へっちゃら」まっさんより

確かに、アレルギーっ子は何かとお金がかかります。

アレルゲン対応の食材は割高なものも多いですし、着るものもコットン100%などを選ぶと、やっぱり高くなりがちです。

幼稚園の給食も食べられないものが多いので、給食なら安く済むところを、園のメニューに合わせて一人分のお弁当を作ると、それなりに費用がかかります。

どれも必要な費用なので、簡単に削れるものではありません。だからこそ、ほかの部分で家計を見直しながら補っていくことも大切ですね。

参考にした情報源

運営者まっさんの似顔絵

へっちゃらはこんな人が書いています

へっちゃらは実際にアレルギーっ子を育てる父親まっさんが運営しています。1人の子供を育てるだけでも大変なのに、アレっ子はさらに大変だなぁ~と感じながら日々格闘しています。詳しい運営者情報はこちらから

※本記事は、公開されている情報をもとに、できるだけわかりやすくまとめたものです。個別の状況によって適切な対応は異なりますので、ご不安な点がある場合は自己判断せず、専門機関・専門家にご確認ください。詳しくは免責事項をご覧ください。 緊急性の高い症状が見られる場合は、自己判断せず、直ちに救急要請または医療機関を受診してください。

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