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食物アレルギーの症状|気を付けたいアナフィラキシーの緊急対応

食物アレルギーの症状と対応の基本 きほんの知識

「子供がご飯を食べた後、急に体を掻き始めて止まらない。このまま様子を見ていていいのかな?」——アレルギーのある子を育てていると、そんな場面に出会うことがあるかもしれません。

アレルギー症状は、その子供によってさまざまで、症状が一つだけ出る子もいれば、複数の症状が一度に出る子もいます。また、症状によってケアの方法が変わっていきますので、お父さんお母さんは、自分の子供の症状に合わせたケアをしっかりと学んでおきましょう。

出る場所も程度もさまざまです。「どんな症状があるのか」「どこからが緊急なのか」を知っておくと、いざというときに、落ち着いて動けます。ここでは、症状の種類と、特に気を付けたいアナフィラキシーの見分け方・緊急対応を整理します。

結論:食物アレルギーで特に気を付けたいのは、複数の場所に症状が出て、呼吸や意識にまで及ぶ「アナフィラキシー」です。見分けるポイントは、「呼吸」と「意識」です。

(呼吸が苦しい、ぐったりしている、唇や爪が青白いときは、迷わず119番。エピペンを処方されていれば使います。かゆみやじんましんだけなら、掻かせず冷やして、症状と時刻を記録し、医師に相談しましょう)

食物アレルギーの症状の種類

食物アレルギーの症状の種類

食物アレルギーの症状は、複数の部位に現れます。もっとも多いのは皮膚症状です。複数の症状が重なって出ることも多く、全身に重い症状(アナフィラキシー)が出ることもあります。

症状の出る場所主な症状ポイント
皮膚じんましん、赤み、かゆみ、腫れもっとも多い症状(東京都の調査では93.1%)
目・口・鼻(粘膜)目のかゆみ、口の中の違和感、唇の腫れ、くしゃみ・鼻水東京都の調査では、目30.2%、口25.4%、鼻10.7%
消化器腹痛、嘔吐、下痢東京都の調査では29.4%
呼吸器咳、ゼーゼー、息苦しさ東京都の調査では17.5%
全身(アナフィラキシー)複数の臓器に同時に症状、血圧低下、意識障害重い症状(東京都の調査では、ショック症状が12.2%)
  • 東京都の調査は3歳児が対象です。割合は調査によって異なります。目安として受け取ってください。

症状の例は、「食物アレルギーの症状ベスト5|食後のこんな様子は要注意」や「蕁麻疹の原因は食べ物?|そうとは限らない原因と受診目安」でも紹介しています。

アナフィラキシーとは

アナフィラキシーとは、アレルギー反応によって、複数の臓器に急に症状が出る状態です。血圧が下がったり、意識がもうろうとしたりするものは、特に「アナフィラキシーショック」と呼ばれ、命に関わることがあります。

食物アレルギーの症状は、食べてから通常2時間以内に出ます。はじめは軽く見えても、急に悪化することがあるため、「どこからが緊急か」を、あらかじめ知っておくことが大切です。

緊急度の見分け方

緊急度の見分け方

複数の部位に同時に症状が出ている、または呼吸・意識に関わる症状があるときは、アナフィラキシーの可能性があり、緊急です。

緊急度症状の目安行動
すぐ119番全身:ぐったり、意識もうろう、尿や便を漏らす、唇や爪が青白い、脈が触れにくい
呼吸器:のどや胸が締めつけられる、声がかすれる、犬が吠えるような咳、息がしにくい、持続する強い咳き込み、ゼーゼーする呼吸
消化器:持続する強い(がまんできない)腹痛、繰り返し吐き続ける
エピペンを処方されていれば使い、同時に119番
早めに受診強いかゆみ、全身に広がるじんましん、全身が真っ赤、顔全体やまぶたの腫れ、口の中の違和感・唇の腫れ、数回の軽い咳、軽い〜中程度の腹痛、吐き気、1〜2回の嘔吐・下痢薬を処方されていれば飲ませる。少なくとも1時間は目を離さず観察し、悪化したり急に進んだりしたら、受診・119番
経過観察+相談軽いかゆみ、数個のじんましん、部分的な赤み、くしゃみ・鼻水・鼻づまり薬を処方されていれば飲ませる。少なくとも1時間は、完全によくなるまで目を離さず観察し、時刻と症状を記録する。悪化したら受診・119番
  • 緊急度の目安は、環境再生保全機構(ERCA)の資料をもとにした、さいたま市・埼玉県の食物アレルギー緊急時対応マニュアルによります。
  • 症状が複数ある場合は、いちばん緊急度の高いものに合わせて行動します。

急に症状が悪化することもあるため、気になる症状があれば、ためらわず相談して大丈夫です。特に週末や夜間は、病院の受け入れ体制が限られることもあるので、早めに相談しておくと安心です。

アナフィラキシーの緊急対応

アナフィラキシーの緊急対応

まず、やること

  1. 子供から目を離さず、大きな声で助けを呼ぶ
  2. エピペン(アナフィラキシーが起きたときに使う自己注射薬)を処方されていれば、迷わず使う(くわしくは「エピペンの保管方法・使用方法」)
  3. 同時に119番に連絡する
  4. エピペンを使ったあとも、救急車を要請し、必ず医療機関を受診する

救急車が来るまでの間

  • 立たせたり、歩かせたりせず、その場で安静にする
  • ぐったりしている、意識がもうろうとしているとき:仰向けにして、足を15〜30cm高くする
  • 吐き気や嘔吐があるとき:吐いたものでむせないよう、顔と体を横向きにする
  • 呼吸が苦しくて、仰向けになれないとき:上半身を起こして、後ろに寄りかからせる
  • 医師から指示された内服薬があり、飲める状態なら、飲ませる
  • 何を・いつ・どのくらい食べたか、症状が出た時刻と経過をメモする(少なくとも5分ごとに症状を観察する)

軽い症状のときの家庭でのケア

かゆみやじんましんだけで、呼吸や意識に変化がないときは、次のことに気を付けて、医師に相談しましょう。

  • 掻かないようにする:かゆいときに掻くと、かえって刺激になって、新たなかゆみを引き起こします(日本臨床内科医会)
  • 冷やす:かゆみは冷やすと和らぎます。よく絞った冷たいタオルをあててみるのも一つの方法です(日本臨床内科医会)
  • お風呂はぬるめに:湯船の温度は、ぬるめにしましょう(日本臨床内科医会)
  • 薬を処方されているとき:医師から薬を処方されている場合は、指示どおりに飲ませ、少なくとも1時間は目を離さず観察します(さいたま市・埼玉県のマニュアル)

呼吸器症状(咳・ゼーゼー・息苦しさ)や消化器症状(嘔吐・下痢・腹痛)があるときは、無理に自宅で様子を見ようとせず、経過を記録しながら、早めに医療機関に相談してください。上の表の「すぐ119番」に当てはまるときは、迷わず救急要請してください。

まとめ

特に気を付けたいのは、アナフィラキシーです。

  • 見分けるポイントは、「呼吸」と「意識」。複数の場所に症状が出ているときも、緊急
  • 緊急のときは、エピペン(あれば)と119番。救急車が来るまでは、安静にして、体位に気を付ける
  • 軽いかゆみ・じんましんは、掻かせず冷やして、記録して、医師に相談する
  • 指示された薬や対応は、主治医の指示を優先する

「へっちゃら」まっさんより

我が家の息子は、アナフィラキシーが出たことはありませんが、「皮膚」や「呼吸器」「腹痛」などの形でアレルギー症状が出ることがあります。

特にアレルギーによる咳は、一度出始めると一晩中咳をして苦しそうな時もあります。怪しいなと思ったら、医師から指示されている抗ヒスタミン薬を早めに飲ませるように心がけています。

子どもが苦しんでいる姿を見ると、本当に代われるものなら、すぐに代わってあげたいと思ってしまいます。

参考にした情報源

運営者まっさんの似顔絵

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へっちゃらは実際にアレルギーっ子を育てる父親まっさんが運営しています。1人の子供を育てるだけでも大変なのに、アレっ子はさらに大変だなぁ~と感じながら日々格闘しています。詳しい運営者情報はこちらから

※本記事は、公開されている情報をもとに、できるだけわかりやすくまとめたものです。個別の状況によって適切な対応は異なりますので、ご不安な点がある場合は自己判断せず、専門機関・専門家にご確認ください。詳しくは免責事項をご覧ください。 緊急性の高い症状が見られる場合は、自己判断せず、直ちに救急要請または医療機関を受診してください。

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