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肘・膝裏、目・口・首まわりのアトピーケア

肘裏を気にする子供 アトピーケア

アトピー性皮膚炎の湿疹は、実は出やすい場所がある程度決まっています。顔面(目の周り、眉毛、おでこ、唇・口周り)、耳、頭皮、首、手、脇の下、体幹部、足(膝裏や足首)など、症状が出やすい部位にはそれぞれ特徴があるとされています。

耳切れについては別の記事で詳しく紹介しましたが、今回は「肘の内側・膝の裏」「目や口の周り」「首まわり」という、もうひとつのグループについて、それぞれの特徴とおうちでできるケアの工夫を整理していきます。

肘の内側・膝の裏|関節部分は汗と摩擦がたまりやすい

症状の特徴

もう少し大きくなってくると、肘の内側や膝の裏側といった、汗がたまりやすく皮膚がこすれやすい関節部分に、カサカサとした乾燥した湿疹が目立つようになるとされています。この部位は、成長とともにアトピーの症状が移りやすい場所としても知られています。

悪化しやすい理由

膝裏はズボンやタイツの繊維が擦れることで痒みが増しやすく、冬は衣類の刺激、夏は汗による蒸れで悪化しやすいとされています。関節の内側は皮膚同士や衣類との摩擦が起きやすく、汗もたまりやすい、という条件が重なりやすい部位なんですね。

おうちでできる工夫

  • 夏場は、遊んで汗をかいたらこまめに拭き取る、または軽くシャワーで流す(ただし熱いお湯は禁物。ぬるめ(38〜40℃程度)のお湯で、サッと短時間で済ませるのがポイントです。熱いシャワーは皮脂や保湿成分まで洗い流してしまい、かえって乾燥を悪化させることがあるとされています)
  • 冬場は化学繊維を避け、綿など肌に優しい素材の衣類を選ぶ
  • 入浴後は、肘の内側・膝の裏まで丁寧に保湿する

目の周り・口の周り|皮膚が薄くデリケートな部分

症状の特徴

目の周囲の皮膚は薄くデリケートなため、アトピー性皮膚炎の影響が出やすい部位とされ、上下まぶたが赤く腫れたり、乾燥による粉ふきや皮むけが起こることがあります。また、口周りも唇の皮膚は皮脂腺がないため乾燥しやすく、食べ物や舐める癖などの刺激も受けやすいとされています。

左右対称に症状が現れやすいのも、アトピー性皮膚炎の特徴のひとつとされています。目や口の周りに左右対称の赤みや乾燥が見られる場合は、アトピーによるものである可能性を考えてみてもいいかもしれません。

悪化しやすい理由

目のかゆみによって無意識に目を擦ってしまうことが、目の周りの悪化要因になりやすいとされています。口周りは、舐める・こする刺激や、酸味・塩分の強い食べ物との接触が刺激になりやすいようです。

おうちでできる工夫

  • 目を擦るしぐさが見られたら、冷やしたタオルなどでかゆみを和らげてあげる
  • 食後は口の周りを優しく拭き、清潔を保つ
  • 目・口周りは皮膚が薄いため、強くこすらず優しく保湿する

目や口周りは特にデリケートな部位なので、症状が強い場合は自己判断でケアを続けず、早めに医師に相談するのが安心です。

首まわり|黒ずみ(苔癬化)が起きやすい部位

症状の特徴

首は乳児期にはあご下から首にかけて湿疹が出やすく、幼児期以降は首の周り全体が乾燥してガサガサになり、掻き壊しによって慢性的な炎症が起きやすいとされています。特に、首のシワに沿って黒ずんだ色素沈着が生じるのは、アトピー性皮膚炎の特徴のひとつとされています。

悪化しやすい理由

洋服の襟や髪の毛が触れる刺激、汗、乾燥が主な悪化要因とされています。夏は汗、冬はマフラーやタートルネックの繊維が刺激になりやすいようです。

おうちでできる工夫

  • 襟のない服を選ぶ、または襟元にガーゼやハンカチを挟んで直接肌に触れないようにする
  • 入浴後や汗を拭いた後は、耳の後ろから顎下にかけても忘れずに保湿する
  • 就寝時に首を掻いてしまう場合は、柔らかい綿のスカーフを緩く巻いておく

黒ずみ(色素沈着)が気になる場合も、まずは炎症そのものを落ち着かせることが先決とされています。見た目の変化に焦らず、日々のケアを続けることが大切です。

まとめ

肘の内側・膝の裏、目や口の周り、首まわりは、それぞれ「摩擦」「デリケートな皮膚」「衣類の刺激」といった、部位ごとに異なる悪化要因を持っています。共通しているのは、清潔にする・しっかり保湿する・刺激を減らす、というシンプルなケアの積み重ねが基本になるという点です。

耳切れについては、アトピー性皮膚炎の「耳切れ」の原因とケアで詳しく紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。頭皮のケアについては頭皮のアトピー性皮膚炎のケアをご覧ください。

なお本記事は一般的な情報提供を目的としており、症状の診断や治療方針については、必ず医師にご相談ください。

この記事は、食物アレルギーのあるお子さんを育てる運営者「まっさん」が、自身の経験と厚生労働省・専門機関等の公開情報をもとにまとめています。治療方針については、必ず主治医の指示を優先してください。詳しくは免責事項をご覧ください。

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※本記事は、公開されている情報をもとに、できるだけわかりやすくまとめたものです。個別の状況によって適切な対応は異なりますので、ご不安な点がある場合は自己判断せず、専門機関・専門家にご確認ください。詳しくは免責事項をご覧ください。 緊急性の高い症状が見られる場合は、自己判断せず、直ちに救急要請または医療機関を受診してください。

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