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波動療法ってなに?怪しそうだけどアレルギーに効くの?

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「波動療法でアレルギーが良くなった」

たまに、そんな話を見かけます。

でも、波動療法ってそもそも何なのでしょうか。

名前だけ聞くと、正直ちょっと怪しそうです。体の波動を整えるとか、体に合わないものが分かるとか、説明を聞いても「で、何をするの?」となります。

僕も最初はそんな感じでした。

ところが調べてみると、波動療法にはドイツにルーツがあり、1970年代から続く方法の一つがあります。日本ではバイオレゾナンス療法と呼ばれることもあります。

しかも、ヨーロッパでは補完・代替医療の一つとして利用されてきた背景があります。

となると、「なんか怪しい」で終わらせる前に、まず何なのかを知った方がよさそうです。

今回は、波動療法とはどんなものなのか。そして、なぜアレルギーと一緒に語られることがあるのかを調べてみました。

波動療法って何をするの?

波動療法では、人の体にはそれぞれ固有の振動や電磁的な情報があるという考え方をもとに、機器を使って体の状態を見たり、その情報を体に働きかけたりします。

説明だけ聞くと少し難しいですが、イメージとしてはこんな感じです。

波動療法の基本的な考え方

体にはそれぞれ固有の情報がある
↓
体調や体の状態によって、その情報に変化が起こる
↓
機器を使ってその状態を確認する
↓
得られた情報を利用して体に働きかける

今回調べた方法の一つであるMORA療法は、1977年にドイツの医師フランツ・モレルと技術者エーリッヒ・ラッシェによって開発されたとされています。体から得られる信号を電子的に処理し、再び体へ利用するという考え方が基本になっています。

もちろん、ここで少し注意したいのは、「波動療法」という言葉だけで、すべての方法が同じというわけではないことです。

機器や施術の考え方には違いがあります。

ただ、今回の記事では細かい方法の違いを追いかけるより、「波動療法って結局どんな立ち位置のものなの?」というところを中心に見ていきます。

アレルギーに使う人もいる

波動療法とアレルギーの組み合わせを調べていると、意外だったのがここでした。

「一部の人が最近始めた健康法」というより、ヨーロッパではアレルギーに対して補完・代替医療を利用する人の中で、波動療法も選択肢の一つになっていたようです。

ドイツのアレルギー患者を対象にした調査では、代替医療を利用した人の中で、ホームオパシーや鍼治療などと並び、バイオレゾナンスを利用した人がいました。また、ヨーロッパとドイツを対象にしたレビューでも、アレルギー患者が利用する補完・代替医療の一つとしてバイオレゾナンスが挙げられています。

つまり、

「アレルギーに波動療法を使う」という考え方自体は、まったく聞いたこともないような話ではない

ということです。

ただし、ここで「ヨーロッパでも使われているなら、普通の病院の治療なんだ」と思うと少し違います。

ヨーロッパではどんな立ち位置?

日本人にとって一番分かりやすいのは、ここかもしれません。

波動療法は、ヨーロッパの病院で行われる一般的なアレルギー治療というより、補完・代替医療の一つとして利用されている方法です。

日本で例えるなら、整体やカイロ、オステオパシーのように、病院の標準治療とは別の選択肢として利用する人がいる、という距離感に近いかもしれません。

もちろん、資格制度や保険制度は国によって違うので、整体やカイロと完全に同じという意味ではありません。

ただ、

「ヨーロッパ発祥」=「ヨーロッパの病院で一般的なアレルギー治療として行われている」

ではない。

このあたりは分けて考えた方が分かりやすそうです。

ヨーロッパでアレルギー患者の補完・代替医療の利用を調べた研究では、こうした方法を利用する人が一定数いる一方で、その利用状況や費用、効果に関する課題も議論されています。

じゃあ、波動療法では何が分かるの?

アレルギーとの関係で波動療法を調べると、「食品との相性」や「体が反応しているもの」を調べると説明されるケースがあります。

例えば、卵や牛乳、小麦などを対象にして、「この食品に体が反応している」といった結果が示されることもあります。

ここで一つ気をつけたいのは、波動療法でいう「反応」と、病院で行うアレルギー検査は同じものではないということです。

現在の食物アレルギー診療では、実際に食べたときの症状や経過を確認し、必要に応じて血液検査や皮膚テストなどを組み合わせます。

ドイツの食物アレルギー診療ガイドラインでは、バイオレゾナンスなどの代替的な検査方法について、食物アレルギーの診断に使える方法として技術的・臨床的な妥当性が確認されていないとしています。

だから、

波動療法で卵に反応した

=

卵アレルギーと診断された

という意味ではありません。

ここは波動療法を否定するというより、そもそも見ているものや診断の考え方が違うと考えた方がよさそうです。

じゃあ、アレルギーに効くの?

ここが一番気になるところです。

ネット上には、「受けたあとに鼻炎が楽になった」「体調が変わった」といった体験談があります。

一方で、医学的な研究を見ていくと、現時点では「アレルギーに対してこういう効果がある」とはっきり言えるほど、十分な研究結果がそろっているわけではありません。

例えば、アトピー性皮膚炎に対する補完・代替医療を調べたレビューでは、バイオレゾナンスについての研究数は限られており、確認できた研究では偽の施術と比べて明確な優位性は示されませんでした。

だからといって、「受けて楽になった」という人の体験を、この記事で嘘だと決めつけることもできません。

アレルギー症状は、いろいろな条件で変わります。

症状に影響するもの

・季節や花粉の量
・生活環境
・睡眠
・ストレス
・そのときの体調
・薬の使用
・時間の経過

施術を受けたあとに症状が変わったとしても、それが波動療法によるものなのか、ほかの条件によるものなのかを、一人の体験だけで分けるのは難しいところがあります。

だから医学的な評価では、多くの人を対象にした比較研究が必要になります。

今回調べた範囲では、アレルギーへの効果については、まだはっきりした答えが出ているとは言いにくい、というのが正直なところでした。

受けるなら、どう考えればいい?

ここまで調べてみると、波動療法を「怪しいから絶対ダメ」と切り捨てるのも、逆に「ヨーロッパで使われているから間違いない」と考えるのも、少し極端な気がします。

ドイツにルーツがあり、補完・代替医療として長く利用されてきた背景はあります。一方で、アレルギーの診断や治療については、現在の一般的なアレルギー診療とは別の位置にあります。

もし利用するなら、個人的には、

波動療法だけでアレルギーの診断や治療を完結させない

という考え方が大切だと思います。

例えば、波動療法で「この食品は食べない方がいい」と言われたとしても、それだけで食品を大きく制限する。

あるいは、「もう大丈夫」と言われたからといって、食物アレルギーのある食品をいきなり食べる。

こうした判断は、波動療法とは別に、アレルギー診療の考え方も確認した方が安心です。

特に子どもの場合は、食事制限が栄養にも関わってきます。

波動療法を利用するかどうかと、アレルギーの診断をどう考えるかは、分けておく方がよさそうです。

調べてみたら、思っていたより単純ではなかった

最初は、

「波動療法って何? テレビの中でやっているパフォーマンスみたいなもの?」

くらいの印象でした。

でも調べてみると、今回取り上げた方法には1970年代のドイツにルーツがあり、アレルギー患者が補完・代替医療の一つとして利用してきた背景もありました。

一方で、アレルギーに対する効果については、現在のところ十分な研究結果がそろっているとは言えません。

つまり、

「ただの最近の怪しい健康法」と一言で片付けるのも違う。

でも、「アレルギーを治せる方法」と言い切れる状況でもない。

今回調べた限りでは、その間にある方法、という印象でした。

まとめ

波動療法は、名前だけ聞くと少し怪しそうに感じるかもしれません。

ただ、調べてみると、今回取り上げた方法にはドイツにルーツがあり、日本ではバイオレゾナンス療法と呼ばれることもあります。ヨーロッパでは、補完・代替医療の一つとして利用されてきた背景もありました。

一方で、ヨーロッパの病院で行われる一般的なアレルギー治療というわけではありません。

日本でいう整体やカイロのように、通常の医療とは別の選択肢として利用する人がいる、と考えるとイメージしやすそうです。

そして、アレルギーへの効果については、現時点では十分な研究結果がそろっているとは言えませんでした。食物アレルギーなどの診断についても、波動療法だけで判断できる方法としては確立されていません。

今回調べて分かったこと

・波動療法にはドイツにルーツがある
・日本ではバイオレゾナンス療法と呼ばれることもある
・ヨーロッパでは補完・代替医療として利用されてきた
・病院の一般的なアレルギー治療とは立ち位置が違う
・アレルギーへの効果については、まだ十分な研究結果がそろっているとは言えない
・食物アレルギーなどの診断は、波動療法だけで判断しない方がよさそう

「怪しいからダメ」と最初から決めつけるのではなく、どんな歴史があって、どういう考え方で使われているのかを知る。

そのうえで、アレルギーに対してどこまで期待できるのかは、現在分かっている研究と分けて考える。

波動療法について調べてみると、そのくらいの距離感がちょうどよさそうでした。

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※本記事は、公開されている情報をもとに、できるだけわかりやすくまとめたものです。個別の状況によって適切な対応は異なりますので、ご不安な点がある場合は自己判断せず、専門機関・専門家にご確認ください。詳しくは免責事項をご覧ください。 緊急性の高い症状が見られる場合は、自己判断せず、直ちに救急要請または医療機関を受診してください。

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