アレルギーの子を受け持つことになった保育士・先生方へ
保育士・先生方、日々の業務、大変お疲れ様です。
新年度、自分のクラスにアレルギーの子が在籍することになったと聞き、不安になる先生も多いことでしょう。ただでさえ業務が多いのに、自分にできるだろうか?「いったい何から手をつければいいんだろう」と感じた方も少なくないのではないでしょうか。
書類は色々届くし、保護者との面談もある、給食の対応も覚えないといけない……とやることが一気に増えたように感じて、正直ちょっと身構えてしまう、という声もよく聞きます。
不安というのは、知識不足からきます。
このページは、「保育士・先生方へ」カテゴリーの入り口です。何から読めばいいか迷わないよう、まず知っておいてほしいことと、このあとどの記事を読めばいいかを、ここで整理しておきます。一つひとつ知っていけば、不安は少しずつ小さくなっていくはずです。
まず、これだけは知っておいてください
- 食物アレルギー対応は、担任・保育士一人で抱えるものではありません。管理職、養護教諭、栄養士、保護者を含めた「組織」で対応するのが基本です
- 対応の判断に迷ったら、一人で決めず、必ず周囲に相談してください
- アレルギーは子どもによって症状も重症度もまったく違います。「前に担任した子と同じだろう」という思い込みは禁物です
- 分からないことがあれば、保護者に聞くことは失礼ではありません。むしろ保護者の多くは「詳しく聞いてもらえる」ことを安心材料に感じています
学級担任だけで判断せず、園・学校全体の共通理解のもとで対応を進めることの大切さは、教育現場向けの記事でも繰り返し強調されています。エピペンの研修や役割分担の確認を、年に一度は組織的に行っておくことも、実務面で参考になる視点です。
登場人物は4人。まず全体像を掴んでください
食物アレルギー対応には、子ども本人・保護者・先生(担任)・園や学校(組織)という4者が関わっています。それぞれの役割と、情報がどう流れるのかを先に把握しておくと、日々の対応で迷いにくくなります。
詳しくは「生徒・保護者・先生・学校の役割と気持ち」で整理しています。まずはこちらから読んでみてください。
最初にやること:生活管理指導表の確認
配慮が必要な場合、保護者を通じて「生活管理指導表」という書類が届きます。医師が記入した、症状や治療方針に関する医学的な情報が書かれた書類です。
この書類の読み方・解釈の仕方については、「生活管理指導表の読み方・解釈の仕方」で詳しく解説しています。
保護者との最初の面談で
書類だけでは分からない、その子ならではの情報を確認する大事な機会が、保護者との面談です。何を聞けばいいか迷う場合は、「保護者との面談時に先生側から確認するべきポイント」にチェックリストをまとめています。
日々の対応で気になったら
これ以降は、実際の場面ごとに必要な記事を読んでもらえればと思います。全部を一度に読む必要はありません。
- 基礎知識をもう少し知りたい →¥「先生が知っておくべきアレルギーとアトピーの基礎知識」
- 給食・おやつの対応が不安 → 「気をつけて!給食・おやつでの誤食を防ぐ工夫」
- エピペンの扱いに自信がない →「エピペンの取り扱いとアナフィラキシー対応」
- 行事・遠足の対応を考えたい → 「行事・遠足・お泊まり保育での対応」
- 進級・クラス替えの引き継ぎをしたい →「進級・クラス替え時の引き継ぎポイント」
もっと学びたいときは
エピペンの実技研修や、自治体・専門機関が出している資料を使って、体系的に学びたいという方向けに、アレルギーの子を受け持つ先生におすすめの研修・資料まとめもまとめています。
保護者との関係で悩んだら
対応そのものより、保護者とのコミュニケーションで悩む先生も少なくありません。
- 保護者の要望が多いと感じてしまうとき → 無理を言いたいわけじゃない、保護者の気持ち
子ども本人のことも、忘れずに
対応は保護者とのやり取りだけでなく、子ども本人の気持ちにも目を向けることが大切です。
一人で抱え込まなくて大丈夫です
最後にもう一度お伝えしたいのですが、食物アレルギーのある子の対応は、先生一人の責任ではありません。分からないことは周りに聞き、判断に迷ったら一人で抱え込まず、組織として対応してください。
みんなでアレルギーの対応をするという考え方は、大切な生徒だけでなく、先生自身を守る行為でもあります。一人で背負い込んでしまうと、いざというときに一番負担が大きいのは先生自身です。周りを頼ることは、決して手を抜くことではありません。
保護者も、「完璧な対応」を求めているわけではないことがほとんどです。分からないことを分からないと言ってもらえる方が、かえって安心できる、という声もよく聞きます。少しずつで大丈夫です。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、対応は園・学校によって異なります。詳しくは免責事項をご確認ください。この記事は、食物アレルギーのあるお子さんを育てる運営者「まっさん」が、実体験と公開情報をもとにまとめています。
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